2017年8月6日日曜日

ケイブルグラム、降級初戦で2着

ケイブルグラムが、8日の新潟8レース3歳上500万下(芝2200m)に出走しました。
切れ味の無い馬ですが、上の条件での好走、10頭立ての弱面、騎手はルメールってことで単勝1.4倍の断然人気。

無難なスタートから2~3番手を進み、4コーナーでは逃げたキークラッカーに並びかけますが手応えが悪く、直線入口ですでに勝負あった感じ。
1番のコンボルドに後ろから一旦交わされかけますが、並走して2着は確保しました。
陣営のコメントは以下のとおり。
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8/6  国枝厩舎
6日の新潟競馬ではじわっと好位から進めていったが、早めから鞍上の手が動き出す。しぶとく脚を使うも2着まで。


「ある程度想定はしていましたが、ペースが遅かったですね。トビが大きく、反応も速い方ではないので、厳しい展開でした。ただ、手頃な頭数で降級戦でもありましたので、決めなければいけないレースだったと思います。申し訳ありませんでした」(ルメール騎手)」(ルメール騎手)


「あまり苦しいことばかりを強いると馬の気持ちも辛くなってきますし、前走の行きっぷりを考えてもブリンカーは外してあげたいと思って今回は使わずに臨みました。しかし、勝負どころではモタついてしまいましたね…。前へ行っていた馬が楽に走れていたこともあるのでしょうが、あのシーンで思うように勢いをつけられなかったのは痛かったです。結果的にはブリンカーなり何かを使ってあげたほうがいいということなのでしょうね…申し訳ありません。夏の暑い気候の中で目一杯に走った様子を見せていますから、このあとは無理に間を詰めて使わず秋に備えます。輸送の負担を減らすために、このまま天栄へ放牧に出して、回復具合を見て秋どのあたりを狙っていくか考えていきます」(国枝師)


前走の内容が上々でしたし、降級した今回は負けられない戦いでした。断然の人気にも推されていましたが、残念ながらその期待に応えることができずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。馬の精神面への配慮からブリンカーを外して臨んだのですが、今回の勝負どころのギアの変わりにくさを見ると必要なのかもしれません。もしくは、そういう問題ではなく苦しさがあったのかもしれません。ハッキリと断定することはできませんけれど、いずれにしてもこのあとは続けて間を詰めて使う考えはありませんので、リフレッシュを促して心身ともにいいと思える時に今回の悔しさを晴らせるようにできればと考えています。このあとは馬体をチェックしてから競馬場からそのままNF天栄へ放牧に出す予定です。
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少頭数で楽逃げした馬に、33.6で上がられてしまってはさすがに手が出せません。
あとから見たら、勝ち馬はちょうど1年前に新潟で2連勝してたのね…。

調教過程も微妙だし、距離も短いのでもっと切れ味のいらないコースや距離で走って欲しいのですが、どうも国枝調教師はそう言う選択がイマイチ上手くない印象。
このあとは放牧に出るようなので、今年はもう500万卒業できるかどうかの戦いになりそうです。