2017年4月3日月曜日

グローブシアター、山吹賞4着

グローブシアターが、1日の中山9レース山吹賞(芝2200m)に出走しました。
体重は-2キロとまたしても微減。まあこんなローテーションでは仕方ない。
いつものように悪くないスタートを切って先行馬を見る形の中団追走。徐々に上がっていって4角では先頭に並びかける形でしたが、重くなった馬場もあってかイマイチ弾け切れずに外から一気に交わされ、内を掬った馬も捕らえ切れずに勝ち馬から0.1差の4着に終わりました。



陣営のコメントは以下のとおり。
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4/1  角居厩舎
1日の中山競馬ではまずまずのスタートから中団を追走する。勝負どころではジワジワと位置を上げ、直線でも脚を使っているが4着まで。

「品がありますし、とても良い馬です。しかし、これからの馬なのかなという印象も受けました。内目の枠でしたけれど馬場が荒れ気味で、雨の影響でさらにタフになっていました。それなのであまり内にこだわりすぎると辛くなるかもしれないと思い馬場を選びながら運びました。また、一気に押し上げるのは良くないと思い勝負どころからはじわっと上げていくようにしたんです。思惑通りに行ったと思ったんですけれどね…。結果的に後ろから進めた馬が勝ちましたが、同じような競馬をしていてはおそらく前を捕えることはできなかったのではないかなとも感じました。というのも、ペースを上げていき最後を伸ばそうとしてもストライドが然程変わらないんです。重心もやや高めですし、体がまだついてきていないような印象を受けます。それでも器用さはありますし、とても乗りやすい馬なんです。これに体力がついてきてくれれば、ゴーサインを出したらビュンっと脚を使えるような馬になっても不思議ではありません。おそらく遅咲きの馬なのだと思いますので、まだまだこれからです。この結果で悲観的になる必要はないと思うんです。これが何もない馬ならばここまでも来ていないでしょうからね。今日勝たせてあげられなかったことを非常に申し訳なく思っていますが、成長した姿を思うと楽しみです」(内田騎手)

「勝負どころでは押し上げて前を射程圏に入れつつも、ある程度は我慢して脚を溜めながら直線へ向かえましたから、もう少しは脚を使いたかったですね…。追い出してからもなかなかフットワークが変わらず、後ろから勝ち馬らに迫られたタイミングでもピリッとせず反応できませんでした。中山への輸送と言うこともあるのでしょうが、トレセンと比べるとカイバ食いが旺盛ではなかったですし、馬体を見てもまだ成長が必要でしょう。今後についてはレース後の状態を見てからになりますが、このまま続けて使っても変わり身を引き出すのは簡単ではないでしょうから、場合によっては間隔を空けることを含めて検討していきます。今日は期待に応えられず申し訳ありませんでした」(角居師)

直線へ向かう格好から勝ち負けを期待しましたが、上位馬の勢いが上回る結果となってしまいました。ジョッキーも良さは感じとってくれているものの、さらに上のレベルでの走りを求めるにはもう少し馬体がパンとして力強さが出て来てほしいですし、一戦一戦の経験を大事に、そして時間をかけつつ成長を促していきたいところです。この後は放牧に出すなど環境を変えてリフレッシュさせることも考えていきます。
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うーん、いい所につけて自分から勝ちに行く競馬をしてくれたものの、馬場が重くなったり最後方にいた2頭がワンツーするなど展開にもイマイチ恵まれませんでした。
騎手は「こう乗ってほしい」形でしっかり乗ってくれたし内容は悪くなかったと思いますが、春のクラシックは完全に諦めです。
それにしても、この小さい馬を3戦連続中山で使った挙句、コメントで「中山への輸送ということもあるのでしょうが」とは角居師への不信感は増大の一途。


また、アロヒラニは阪神8レース、三木ホースランドパークJS(障3140m)に出走しました。
スタートして後方から流れ込んだだけの9着で見せ場は全くなし。
陣営のコメントは以下のとおり。
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4/1  久保田厩舎
1日の阪神競馬では道中は中団やや後方でレースを進めるが、結局そのまま上がっていく場面も作れずに9着。

「チークピーシーズを着用した効果か、返し馬では自分からハミを噛んでやる気を見せていましたし、馬の雰囲気は本当に良かったんです。だから今日はスタートしてからフワッと行かせたのですが、今度は気の難しいところを出して前半3つの飛越が悪くなってしまって…。その後にすぐ怒ったらようやく気合いも入ったのですが、やはり競馬に対しても、人間に対しても少しナメているようなところはありますね。返し馬の雰囲気に騙されず、スタートからすぐ気持ちを乗せていくべきでした。申し訳ありません」(石神騎手)

「見ていて前半は飛越が不安定だなと感じていたのですが、ジョッキーに聞いてみてもやはりダートと芝の境目で跳んだりしてリズムが悪かったようです。内ラチ沿いで窮屈なところに入ってしまったのも、スムーズさを欠いた要因でしょう。こんな危ないジャンプをする馬ではありませんし、今日は力を出せていないと言っていいでしょう。こういう競馬の後ですし、まずはしっかり心身の状態をチェックしていきます」(久保田師)

スタート後の飛越のバランスが悪く、前半で流れに乗り切れなかった影響は大きかったようで最後までピリッとした脚を使うことができませんでした。ただ、チークピーシーズの効果はあったようでしたし、あとは人馬の呼吸をうまく合わせられれば巻き返しは可能でしょう。もっと上を目指せる素質の持ち主ですから、次はいい競馬を見せてもらいたいものです。この後のプランについてはレース後の状態を確認してから検討していきます。
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今年に入って全く成績が上がらなくなったし、そろそろ潮時かもしれません。