2016年10月15日土曜日

ケイブルグラム、ダートの長距離で2勝目をあげる。

ケイブルグラムが15日の新潟6レース、3歳上500万下(ダート2500m)に出走しました。
最初に国枝調教師から話が出たときには「え、新潟にダート2500なんてあるんだ?!」などと間抜けなことを思ってしまいましたが、そんなニッチな条件だけあって10頭立ての少頭数及び、馬柱を見ても明らかに低調極まりないメンバー。
柴山騎手の続投に不安を抱いたものの、ここでは騎手の力量も明らかに上位と見えました(笑)
単勝も1.8倍と圧倒的な人気。

スタートで前のめりになってバランスを崩したように見えましたが、特に影響は無く3番手の外目に付けます、逃げるのは前走で先着を許した藤田菜七子騎手のハヤブサライデン。
「今度は絶対、楽に逃がすんじゃねえぞ!」と念を込めて見守っていると、1周目の直線で後方にいた4番の馬が一気に仕掛けてハナを奪う謎の展開。
「丹内なにやってんのこいつ??」と思いましたがケイブルグラムには問題が無く、逃げていた菜七子騎手が潰されただけに終わり、展開も味方してくれます。

4角先頭の勢いで仕掛け、残り200の時点では後方から足を伸ばしてきたガンコに迫られますがあっさりと突き放して2勝目のゴール、完勝です。
前回はしくじった柴山騎手も「こう乗ってほしい」と思う乗り方で勝ってくれました。
今回は良かったよ!

そして陣営のコメントは以下のとおりでした
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10/15  国枝厩舎
15日の新潟競馬ではまずまずのスタートから無理なく3番手につける。1週目のスタンド前で隊列が変わるが慌てず進めてそのまま勝負どころへ向かうと、直線で先頭に立ちそのまま押し切って優勝。


「ありがとうございました。前回があの手応えでいざ追い出すと案外になってしまいましたし、頭に入れて進めました。メンバー構成から大丈夫かなとは思っていましたが、流れが落ち着きすぎてヨーイドンの展開では分が悪いと思っていたんです。ある程度の位置を取っておきながら動けるようにしたのですが、程よい流れで楽に進められました。ただ、4コーナーで馬が近づいてくると耳を絞っていましたね…。直線でも気が抜けなくて近づかれてブレーキを踏まれると差し込まれますから、気を抜かせずにそのまま押し切るようにしました。気難しさは相変わらずですが、今日は一回使って気持ちもより入っていたので順当に結果を残してくれました。ホッとしたというのが本音です。気性面が成長してくればさらに頑張れるはずです」(柴山騎手)


「まずまずゲートを出てくれて前々で運べただけでなく、途中で捲っていった馬がいて結果的には逃げ馬にプレッシャーをかけてくれたことで余計に展開が向いてくれましたね。重賞を勝ったお姉ちゃんと比べたらまだクラスは違うものの、こちらも一歩一歩近づいて行きたいです。この後は天栄に放牧に出してリフレッシュさせる考えですが、また上のクラスで結果を出せるように頑張っていきます。今日は応援ありがとうございました」(国枝師)


前回は勝負どころへ向かう時の手応えを見たときに勝利の二文字が頭をよぎったほどでしたが、追い出すと気難しさを出したか思ったほど伸びずに負けてしまう結果となりました。それなので今回は最後まで気を抜けなかったですが、鞍上の好リードもあり、無事に結果を出してくれました。所々で気難しさを見せるところもありますけれど、気をつけながら接していき、その課題点をうまく対処していけばさらに良い走りができるはずです。クラスが再び上がりますが、これからも頑張って欲しいと願うばかりです。このあとは様子を見てからそのままNF天栄へ放牧に出す予定です。
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本格派クラシック血統の期待を持って出資したらローカルのダート長距離というニッチ路線、色々思うところはありますけれど勝利の喜びは変わるものではありません。
降級前に勝てると本当に安心する…!

姉は父マンハッタンカフェで末脚自慢の中距離馬。弟は父ディープインパクトで長距離のダートをダラっと流れ込む先行馬。「普通逆じゃねえ?」とは思いますがそこが馬の面白いところですね。
今回は勝てる条件を探してきて見事に結果を出してくれました、まだまだ上積みはありそうなのでこの先も頑張ってもらいましょう。