2015年10月6日火曜日

「燕三条 工場の祭典」に行きました。

新潟在住の友人に誘われて、燕三条で開催された「工場の祭典」を見てきました。
http://kouba-fes.jp/about-2015/
---(引用)---
「燕三条 工場の祭典」は、10月1日から4日までの4日間、
金属加工の産地、新潟県燕三条地域で一斉に開放されるイベントです。
さまざまな工場を訪れ、ものづくりを体感できるこの祭典。
普段はとじられている工場の中で、職人たちの手業を直接みて、
彼らと対話し、ワークショップに参加することもできます。
そんなものづくりの内側は、きっと多くの人に新しい発見をもたらすことでしょう。
職人たちのものづくりにかける思いや誇りがつまった燕三条の工場に、
ぜひ足をお運びください。
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ひらたく言うと、規模の大きい工場見学ですね。


意外と目に入らないピンクのストライプが目印。まずは「ダンボールみこし」の会社を見学。
http://kouba-fes.jp/%E3%81%BF%E3%81%93%E3%81%97/?lang=
「重量が2キロなので、子供2人でも担げる」と言うことで初めたら、意外にも特別養護老人ホームからの注文が多いとのことでした。
ここで作ってるだけで無く、いろんな場所にも呼ばれてるようです。


続いては、豆腐製造の「佐久間食品」さん。
http://kouba-fes.jp/%E4%BD%90%E4%B9%85%E9%96%93%E9%A3%9F%E5%93%81-2/?lang=

ここでは「汲み出し豆腐」を振舞っていただきました。
汲み出し豆腐といえば、当然「美味しんぼ」の話になってしまうのがオタク野郎の習性ですけども、担当者の方ともその話で盛り上がりました(笑)

亡くなった祖父が昔豆腐屋をやっていたので、においなど非常に懐かしく思い出しましたよ。
ドーナッツは本当に美味しかった。



この辺でお昼をまわったので、「内山農園」さんでランチ。
http://kouba-fes.jp/%E5%86%85%E5%B1%B1%E8%BE%B2%E5%9C%92-2/?lang=


ビニールハウス内のテーブルで食べると言う、なかなか面白い趣向でした。中は温かいのねぇ。
カレーの玄米が美味しい。


「目の前のJAに行くと、おにぎりが貰えますよ」と内山農園の方に聞いて、次は「JAにいがた南蒲 玄米保管倉庫『南低温倉庫』」へ。
http://kouba-fes.jp/ja%E3%81%AB%E3%81%84%E3%81%8C%E3%81%9F%E5%8D%97%E8%92%B2-%E7%8E%84%E7%B1%B3%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%80%89%E5%BA%AB%E3%80%8C%E5%8D%97%E4%BD%8E%E6%B8%A9%E5%80%89%E5%BA%AB%E3%80%8D/?lang=
米の選別やランク付けなどの現場を、担当者の方が案内してくれました。
でかい袋は約1トンですと。

あまりにも壮観すぎる米倉庫。7200トンの米を収容できるようです。
35キロの米袋は我々もよく見かけますが、これを積みおろすことが年々農家の負担になっているという話。それはそうだよな…と思わざるを得ない。
「備蓄米」「米粉用」など、用途別にラベルが付いています。
今まで、「等級の低い米が備蓄米に回される」のかと思っていたけど特にそう言うわけではないらしい。それはそれでもったいないような気も。


そろそろ「硬いモノも見たいね」ということで、次は井関農機の「井関新潟製造所」へ。
http://kouba-fes.jp/%E4%BA%95%E9%96%A2%E6%96%B0%E6%BD%9F%E8%A3%BD%E9%80%A0%E6%89%80/?lang=

最新鋭の田植え機は正面から見るとフォーミュラマシンのようです。

人間のやることは、「真ん中の黄色い筒に苗を入れるだけ」と言うところまで機械化。
「農業を過酷な労働から解放したい」という創業者の理念の下、ここまで進んできたわけですが、まあこの機械は非常にお高そうですがね。

          
アーカイブのコーナーでは、ジャンボ鶴田やジャイアント馬場(三条市の英雄!)のテレビCMも見られてちょっと嬉しい(笑)

終了の時間も近くなったので、最後に鍛冶屋さんの「相田合同工場」を見学。
http://kouba-fes.jp/%E7%9B%B8%E7%94%B0%E5%90%88%E5%90%8C%E5%B7%A5%E5%A0%B4-3/?lang=
鍛冶屋さんも数が少ないし、農器具の需要も減る一方ですので、数個単位での小ロットの注文や修理がメインのようです。左側のちょっと短くなっている部分を叩いたり延ばしたり刃をつけたりすると、右半分のように完成したものになるとのこと。

まだ3回目で色々手探りなところもあるようですが、こういう催しは社会的に意義があるので続けてほしいですね。