2014年4月13日日曜日

2頭続けて不利を受ける

アンブリッジローズとピグマリオンが、13日の福島競馬で出走しました。

まずはアンブリッジローズ。9レースの4歳上500万下(芝2000m)
道中は後方に控えて足を溜め、馬群の中を捲り上げ4コーナーでは先団に取り付きます。
直線では3頭併せの真ん中の形になりますが、「交わせる!」と力が入ったところで進路がちょっと狭くなると手応えが鈍っり、さらに内の馬に寄せられて終了。三浦騎手が立ち上がりながらも(立つほどではなかったような…?)何とか3着は死守。

陣営のコメントは以下の通りでした。
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4/13  国枝厩舎
13日の福島競馬では中団後方の位置から進めて、馬群を割るようにして直線へ向いたが狭くなる不利もあって3着まで。

「じっくり構えて外という形を考えがちですが、勝ちに行くためにも今日は勝負をしにいきました。間を割っていくようにしましたが、勝負どころでちょっと反応が遅くなりましたし、トモが流れる感じもありました。直線も2頭の間を割れるほどにはなく躊躇も見られましたから見た目は悪かったけれどスムーズだったとしても逆転まではちょっと厳しかったのかもしれませんね。それでも昔に比べれば力をつけているのは間違いなく、あとちょっとです。今日のような競馬でも頑張れることがわかりましたし、次はまたいい走りをしてくれるはずです」(三浦騎手)

これまでは前半をじっくり進めて終い勝負という形に徹していましたが今回はいくらか異なる形でトライしていいところを見せてくれました。直線は2頭の間に挟まることとなり引っ張る形になってしまったのは残念でしたが、それ以外では非力で頼りないと思えた本馬にして見ると見違える走りを見せてくれ、ここ最近のなかでは特に良かったかなと思える内容の走りだったでしょう。優先出走権も獲得してくれましたし、今後に関しては馬の具合を見ながら可能ならばこのまま調整して次走へ向かっていくことを考えています。
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デビュー戦以来で最も内容と着順が良かったわけですが、それだけに残念。
降級前に勝てるかどうかは微妙ですが、福島はやはり合ってると思うので中一週の川俣特別とかどうですかね…?




続いて、10R花見山特別(ダート1700m)のピグマリオン。
「前々で押し切る形」を求めていた加藤調教師。最近は道中の行きっぷりが悪いので距離延長してすんなり先行できれば…。という考えは理にかなってます。

しかし菱田騎手、好スタートを切ったにもかかわらず、外の馬に先手を主張されたら引いちゃう腰抜けっぷり。
しかも馬群がバラけないまま内々の位置取りをキープ。
「大丈夫かな…?出られるのかな…?」と思ってたら、直線でこれから伸びようという時に、前にいた騎手(川須?)の内を突こうとして塞がれ、大きく外へ立て直すことになって終了。
のんきにそんな事やってて間に合うわけもなく、4着で入線です。

陣営のコメントは以下の通りでした
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4/13  加藤征厩舎
13日の福島競馬ではいいスタートから1角で控えて3番手の内々を追走。まわりが動いていく中じっとして直線へ向かったが進路がなくなり切り返すこととなり4着まで。

「行けるなら行きたいなと考えていましたが、外の馬たちも主張してきて引く素振りがなさそうだったので引くことにしました。道中の感じは悪くなくこれならと思ったのですが、外に出しづらく内がいったん開いたので内を突こうとしたら閉められてしまいました。切り返した分遅れを取ってしまいましたし、うまくいかずに悔しいです。申し訳ありません」(菱田騎手)

「内目の枠でしたし、前々からの競馬でレースをすることとなりましたが、ちょっと歯がゆかったですね。ある程度前へ行っていましたが外のほうがより主張していましたし、そこで初めて引く形に。いくらか中途半端にはなったかなという気がしますね。あとちょっと突っ込んでいれば枠を利用してハナに立てていたでしょうし、譲るならばもう少しだけ早く引いて息を入れていた方が終いの伸びは良かったのかもしれません。小回りの1700mならば対応できなくはないのだろうけれど、今日も終いはちょっと甘くなっていますし、ベストとは思いにくいだけに悩みます。4コーナーの攻防についてですが、気持ちはわかります。一瞬ですが1頭半くらいのスペースが開きますからね。ただ、そこは思うツボで閉められてしまうところだから5枠の馬が下がったところに張って外というのが正解だったとは思いますが、それは結果論になるところもありますから仕方ありません。何とか次はよりいい結果を出せるようにしたいです」(加藤征師)

久々の中距離戦へ駒を進めましたが馬の状態はよくいい走りを期待してレースを見ることができました。理想の形に持ち込もうとしましたが他馬との兼ね合いでちょっと難しいところもあったでしょうか。最後に切り返す不利があったとはいえ終いも詰め切れなかったあたりはベストの条件とは言い難いのでしょうが、悪くない走りはしてくれていますので、何とか今日の経験を今後に活かしていければと思っています。この後に関しては馬の状態をよく見ながら検討していく考えです。
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騎手は何もかもダメでしたが、ここまで数戦がMデムーロ→ルメール→Cデムーロ→菱田(笑)と来ているのでまあ仕方ないですね。求めすぎてはいけません。

そのうち勝つ日も来るでしょう(達観)