2013年2月11日月曜日

アロヒラニ2着! オクターブユニゾン13着…

3歳時はまったくいいところがなかった良血アロヒラニが、2月9日東京競馬8レース(芝1800m)で無事、4歳初戦を迎える事が出来ました。
休養前は減ってしまった体重も、今回は+16キロ。うまいこと立て直せたようです。



スタートはそこそこでしたが直後に下がってしまい、道中は中段から。
直線では外に出して残り200からは一気に伸びてきますが、並びかけて交わそうとしたところで一瞬足が鈍ります。
再度伸びますがハナ差の2着。惜しい!!
こんな差だから勝ちたかった…

僅差なので残念ではありますが、昨年は全くいいところがなかったのでようやく光明が見えた感じ。
ちゃんと能力がある事が証明できて胸をなでおろしています。夏の降級までには何とか勝てそう…

日程的に、芝の500万下があまり無いので今後のローテーションが悩みどころです。3月頭の中京あたりかなぁ?


陣営のコメントは以下のとおりでした
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2/9  久保田厩舎
9日の東京競馬ではスタートはやや伸びあがる形だったもののすぐに馬群につけて中団後方を進む。直線半ばで外へ持ち出し、勝ち馬に一歩ずつ詰め寄っていくがわずかに届かず2着。

「人気はしていなかったようなのですが、自信を持って臨める馬だと思っていました。道中の感触は悪くなかったですが、ちょっと馬が幼いような印象でした。集中力がしっかりしていればと思うともったいなかったですね。馬の後ろに入ればいいんだけれど、そうじゃないとふわふわしていましたからね。差せると思っていたからなおさら悔しいですが、そのあたりが解消すればまた違うと思います」(ビュイック騎手)

「あと少し。悔しいですね。馬の雰囲気は悪くなかったですし、稽古の感触で掴んでいたものをうまく対処して終いを活かしてくれればと思っていました。それで大まかにはうまく行ったと思いますし、あの伸びですから。あそこまで来たらという思いもありますが、本格化するのはもう少し先かなと思う中でこれだけのパフォーマンスを見せてくれるのですからやはり力のある血統です。ジョッキーは上がってきてすぐにブリンカーと言っていましたが、今日もゲートで落ち着かない素振りをしていたし、レース前に消耗して終わってしまうでしょう。血統的に見てもリスクを感じますからね。幼いことがいちばんなのでしょうし、この馬もお兄ちゃん同様に先々の馬です。場合によってはチークピーシズなども考えていいでしょうが、あまり決めつけずに接していきたいと思っています。権利を獲りましたが、芝の番組は偏りがありますし、基本的には春から夏、そしてそれ以降とある程度コンスタントに使っていけるようにしたい馬。まだ固まっていない馬でもありますからレース後の状態をよく見て柔軟に考えていきたいと思います」(久保田師)

稽古の動きからは本当に良くなるのは先かなと感じさせたのですが、やはり血統の底力なのでしょうか。理想とする形に近いものでレースを運べたのも大きかったのでしょうし、直線の伸びは素晴らしいものがありました。勝ち馬にはわずかに及びませんでしたが、晩生なタイプであることを考えると今後の見通しが明るくなったレースと言えるのではないでしょうか。優先出走権を獲得しましたが近いうちにいい番組があまりないのも事実です。まだ芯が固まり切っていない馬でもありますし、場合によっては権利に固執しすぎないことも選択肢の一つに入れて今後の方針を決めていく予定です。
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また、小倉ではオクターブユニゾン(3歳牝)が出走。
早く未勝利を脱出したい所ですが…
スタートで押して先行のポジションを取ります。いい感じで進んでると思いきや、4コーナー前にして早々に手ごたえが怪しくなってなんと13着の大敗。
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2/9  高野厩舎
9日の小倉競馬ではスタート後に積極的に位置を取りに行って好位に付けるも、直線に入る頃には手応えがなく13着。

「スタートは極端に速くはなかったのですが、開幕週の馬場というのが頭にありましたし切れるタイプではなさそうでしたので自分で動きやすい位置を取りにいきました。途中まではいいリズムで走れていましたしいいかなと思っていたのですが、勝負どころが近づいてくると手応えが怪しくなってきて、直線ではもう余力がなくなってしまいました。能力的にはこれほど負ける馬ではないのですが、結果的に前半に出して行った分少し力んでしまったのか、終いの走りに影響したのかもしれません。いい走りをさせてあげられず申し訳ございません」(勝浦騎手)

「開幕週の馬場を考慮して、前々で流れに乗るような競馬をしてほしいと指示していたのですが、結果的にそれが良くなかったのでしょうか。それにしても早々に手応えがなくなってしまいましたし、ちょっと敗因が掴みきれない内容です。スタッフからレース後馬体に異常ないと報告を受けていますが、今日は東京競馬場に臨場していて直接馬を確認できていないので、改めてレースビデオを見直し、馬の状態を見て今後のプランを検討していきます」(高野師)

中間の調教の感触は悪くありませんでしたし、長距離輸送を挟んでも馬体を維持できていましたが、積極的な競馬が合わなかったのか、思うような走りができませんでした。これという敗因が出ているわけではありませんし歯がゆいところではありますが、上位争いできる力はあるだけにしっかりと巻き返しを図っていきたいところです。
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完全に調子落ちですね。ま、行き当たりばったりな使い方ですからこうなってしまうのも仕方なし…
騎乗ミスで2着だった中京のレースが今でも悔やまれますが、もうこうなったらクラシックどころではないし、メイショウサムソン産駒初勝利の可能性もなくなったので、ここはしっかり立て直してほしいですね。

立て直すのは調教師じゃなくて、ノーザンファームしがらきの仕事になっちゃうんでしょうけど。