2012年12月17日月曜日

と学会SP 世界滅亡なんて笑い飛ばせ!

12月14日に、お台場の東京カルチャーカルチャーで行われた、
「『トンデモ本の新世界 世界滅亡編』出版記念イベント と学会SP 世界滅亡なんて笑い飛ばせ!」に行ってきましたよ。
 「気取ったロフトプラスワン」といった会場です。店長がもともとプラスワンにいた人だったんだっけ?
ステージに対して会場が横長。と言う、大変に観づらい会場であります。これはちょっと…
客席を見てみると、お客さんの半分以上はと学会会員さんだった模様。



出演は新田五郎さん、皆神龍太郎さん、川口友万さん、唐沢俊一さん。
                        
マヤ暦では2012年12月21日に世界が滅亡!!と言うことで、1人づつ滅亡やら予言やらに関するトークと言う構成でした。


新田五郎
世界滅亡マンガとして、「ゴッドマジンガー」「餓鬼の惑星」「少年の町ZF」を紹介。
                          
「餓鬼の惑星」は以前、唐沢俊一さんから購入して持っていたのですが、何か月か前に人にあげてしまいました。本で紹介されるんだったら手放すんじゃなかった…。
餓鬼の惑星の未収録回が見られたのは良かったし、「少年の町ZF」もさすが小池一夫という驚愕の展開とビジュアルが連発。これは読まなければ…

新田「トンデモマンガのおすすめはまず小池一夫。名作はもちろん面白いし、外れても別の意味で面白い(笑)逆に、微妙なのが永井豪。つまらないものは本当に…」
この意見は実によくわかりますな。小池一夫のマンガはもっともっと再評価してくンないとね~。


皆神龍太郎
「ワルチン版 大予言者」をめくりながら、各ページの下部分にある「一行予言」みたいな奴が当たっているかどうか確認。
                         
「こういうものは、後から見るのが一番面白い(笑)」と言う皆神さん。次々とページをめくっていきますが全く当たっているものがありません(笑)
予言も、20世紀の時点では悲観的なものが多かったのに、21世紀に入るにつれてなんだかお花畑な感じのものが多く、「夢と科学の楽園、21世紀」という、むか~しの空気が如実に伝わりました(笑)


川口友万
(選挙直前てことで…)徴兵制なんかいらない!未来の戦争はこうなる!!
てな感じで、次世代オモシロ兵器の数々を紹介。

北朝鮮の「飛雲」には笑えました。
「外殻にはポリスチレンを使用、2~3度の飛行の後、雲の中に消えて二度と現われなかった」
…アホか(笑)
4本足のロボットの動画も紹介。ロボットの分野は目覚しい発展を遂げてますが、これは先々が非常に楽しみです。


唐沢俊一
雑誌、「奇想天外 1974年4月号 大予言特集」から、「クリズウェルの大予言」。

「トンデモ本の新世界」の執筆後に自宅で見つかって、「これ書けばよかった~」と言うことで今回紹介。

ミステリもSFも好きなので、奇想天外は名前だけは知ってますが、世代的に当方にとってはあまりピンときませんが、内容や画像を紹介してるブログなど見ても表紙が味わい深すぎます…
大予言のほうでは知らなかったけど、クリズウェルといえばあのエド・ウッドの映画でごく一部に有名な御仁。
予言がやたらと長く「そりゃ物語だろ!」と言うレベルになっており、とにかくやたらとゲイについての言及が多いのが特徴です(笑)

中でも「88~89年にかけて、アメリカは色情狂時代幕開け(新しい農薬の副作用)これを聞き伝えて、アメリカに世界中から人々がドッと押し寄せる」という予言がありましたが、これはぜひ当たってほしかった…(笑)
----------------------------------------------------------
まとめと称する雑談で出た、唐沢さんが入院した時に「検査ために放射性物質を体内に入れるときに、注射器が鉛でできていた」と言う話には感心。へーー!!

会場が微妙でしたけど楽しめました。
来年のトンデモ本大賞の会場はココになる予定だという話も。
うーん、年に一度、行った事ない会場に行くというのも、トンデモ本大賞のひそかな楽しみだったんだけど、なんだかどんどん会場が小さくなってしまうなぁ(運営は楽だろうけどね)