2012年10月2日火曜日

アバンチュリエ打ち切りと聞いて

講談社のイブニングで連載中の「アバンチュリエ 新訳アルセーヌ・ルパン」が現在最も続きを楽しみにしているマンガなのですが、なんと年内で打ち切りという衝撃的なニュースが入りました。

作者の森田崇先生も、現在移籍先を探してツイッターで鋭意活動中。
次々と同業者のマンガ家さん達からも、応援や「実は私も…」といったツイートが入って見ごたえありすぎ、目が離せません。
※まとめはこちら
 http://togetter.com/li/381126


私自身、生まれて初めて読んだ長編小説がポプラ社の「魔女とルパン」で、そこから読書というものに興味を持っていった経緯があり、ルパンには非常に強い思い入れがあります。
                        
「初めて見た親鳥」みたいなもので、自分にとってアルセーヌ・ルパンは永遠のヒーローな訳ですが、それが最高のマンガ化という形で進行しているので、これを失いたくないものです。
基本的に原作に忠実に描きつつ、しっかりと自分の解釈を入れた本当に面白いマンガですし、現在の「ルパン対ホームズ(ショームズ)」編はとにかく続きが読みたくなる面白さなのに…


「良いものが行き渡らない」という流通の構造問題なんかも絡んで、けっこうしんどい話ですが、当事者が「続けたい!」と願って動いているのはとにかく救いだと思いますし、これだけ本人があがいているのですから、ファンとしては少しでも支援しないといけませんね。

知り合いに片っ端から声を掛けてたら数人が興味を持ってくれましたし、「来月の仕入れにねじ込む!」と言ってくれた店長さんもいました。在庫に関していかんともしがたい部分はありますが、この調子でもっと広げて行きたいです。

とにかく、なんとかいい形で移籍できますように。
                        
1巻がどこ行っても売ってなかったのに、2巻以降は近所の書店でも手に入っていたのでまずまず順調だと思ってたんだけどな~。